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 昨年12月以来の更新となってしまいました。
 今年(2012年)3月17日に行われるJRのダイヤ改正、ほとんど善き出来事はないと分かっていながらも、つい改正号の時刻表を買ってしまいました。

 一読して、想像以上に悪い出来事ばかりが目についてしまい、「ダメだこりゃ!」と30分くらいで投げ出してしまいました。35年間くらい喜んで読み続けてきた1150円もする数字の羅列ですが、今回はいいことがまるでないのです。

 そんな悲しい出来事ばかりなのですが、西村流の3月17日ダイヤ改正トピックス(JR&その他)を書いてみます。

▼寝台特急「日本海」(大阪~青森)、夜行急行「きたぐに」(大阪~新潟)廃止、臨時列車化

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 寝台特急「日本海」は青函トンネル開業と同時に大阪から函館まで直通する唯一の定期寝台列車となり、大阪駅で「函館行」の文字を見る度に興奮していたものでした。いつの間にか2往復が1往復となり、それも青森止めとなり、そして廃止。確かに大阪から青森や函館まで夜汽車で行く人は少ないのでしょうが、悲しいことこのうえありません。
 大阪からは札幌まで「トワイライトエクスプレス」という寝台列車はありますが、これは臨時の観光列車であり、余暇を楽しむ「クルーズ船」のような存在で夜汽車とはいえません。「日本海」のように生活に根差し、本当に移動しなければならない人が乗っていた夜汽車はもう時代遅れなのでしょう。

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 もう一つ、夜行急行「きたぐに」も廃止となりますが、これにより、「自由席」の連結する夜行列車は残り一つ(急行「はまなす」)だけとなり、「急行列車」という存在自体も、定期列車は残るは一つ、「はまなす」だけとなります。
 何も準備しなくとも夜汽車に飛び乗れば、一夜で違う場所へ連れて行ってくれる、そんな旅はもう昔のことなのかもしれません。

 両列車とも「臨時列車」としては残りますが、昨今の傾向を見ていると、残っても1年かな、という感じがします。夜行の臨時列車は何の予告もなく廃止することが大半なので、定期列車の廃止はイコール完全廃止と同じものと見て間違いありません。

▼臨時急行「能登」(上野~金沢)は完全廃止か

 夜行急行「能登」は2010年3月の廃止後も週末や連休、長期休暇中などの臨時列車として運転されてきましたが、2月24日の運転を最後に消えることになりそうです。JR当局からは何のアナウンスもありませんが、3月以降の運転予定は組まれておらず、このまま廃止となる可能性が高そうです。
 2年間、全車指定席の臨時急行として運転されてきましたが、乗客数が期待ほど多くなかったのかもしれません。臨時列車になると、有無を言わさずに廃止されるのが悲しいところです。

▼臨時快速「ムーンライトながら」(東京~大垣)が大幅減便

 ついに夜行列車の「王道」とも言える列車にも廃止の兆しでしょうか。2009年3月の廃止後も「青春18きっぷ」の発売期間には必ず運転されてきた夜行列車ですが、この春の運転日はわずか9日間。昨年(2011年)春は16日間にわたって運転されていましたから、もはや運転取り止めへの布石かと思ってしまいます。

▼「青春18きっぷ」の年間スケジュール、ついに発表せず

 これは悪いことなのか、良いニュースなのか実は分からないのですが、毎年春前に発表していた年間の発売スケジュールが今年は直近の春季分しか発表されませんでした。JRは「夏季用、冬季用については決まり次第別途お知らせいたします」としていますが、果たして何を企んでいるのか。
 「北海道&東日本パス」の時のように、利用者にとって喜ばしい改正があればいいのですが。JR6社による会合で改廃などの議論をリードしているとみられるJR東日本とJR東海の「良心」に期待したいところです。

▼「周遊きっぷ」を大幅廃止、残るは13ゾーンに

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 分割・民営化から10年が経過したころです。かつて学生格安旅行の友だった「ワイド周遊券」「ミニ周遊券」「一般周遊券」を廃止したいという機運が高まりました。「儲けにならん!」「急行列車にしか乗れないなんて実態に合わん!」ということで、1998年4月に登場したのが「周遊きっぷ」です。

 JR某社が東海道新幹線を割引運賃で乗せたくないあまり、複雑怪奇なルールをさらに難しくしてしまい、さらには発券も極めて面倒にしたのでJR各社は売る気ゼロ。観光列車が大好きなJR某社は新規開業の新幹線をわざわざ自由周遊区間から外すなど、一部JR社は「周遊きっぷ」に対する嫌悪感に満ちていました。確かに「学割」があり、多客期シーズン規制もないという国鉄時代の名残がある割引切符なので、営利第一の民間企業としてはあまり売りたくはなかったのでしょう。
 そんな状態なので利用者も少なく、年々ひっそりと廃止され続けてきましたが、ついに今年は大ナタが振るわれ19ゾーンが廃止されることになりました。
 要するにJR側とすれば「大した儲けにもならんので、自社エリア内と配下JRで使えるオリジナル商品だけ買っとけ!」ということなのかもしれません。民間企業ならではの論理です。だから、JR東日本と北海道、JR東海、JR西日本と四国、JR九州という4つのエリア間には割引切符がほとんどありません。唯一、それをつなぐのが「周遊きっぷ」(「青春18きっぷ」もそう)だったのですが、どこのJR社も「周遊きっぷ」を一切ホームページにさえ載せていない現状を見ると、未来はほぼないと言えるでしょう。情けない......。

▼「岡山発、下関行」昼間に367キロを走る日本一の長距離普通列車が廃止

 これはほとんどニュースになっていないのですが、岡山から下関まで直通していた日本一長距離を走る普通列車がひっそりとダイヤ改正で消えることになりました。
 岡山を6時57分に出て82駅に停車しながら7時間24分かけて下関まで走る列車で、普通・快速の定期列車としては日本一の長さでした。多分、誰も乗り通す人などいないと思うのですが、一度は乗ってみたかった...。詳しくはこちらをご覧ください

▼長野電鉄の「屋代線」、十和田観光鉄道が3月末で廃止へ

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 廃止、廃止ばかり書いていたら嫌になってきました。JR当局なら「見直し」とか言うのでしょうが、本当にそんなニュースしかないのです。

 かつて信越本線の駅だった屋代(現しなの鉄道)の片隅にある古いホームからひっそりと出ていたローカル鉄道が廃止と相成りました。

 一方、青森県の十和田観光鉄道は、かつて東北本線の三沢駅(現青い森鉄道)から十和田市駅までを結んでいる鉄道です。

 両鉄道が廃止されるのは乗客減が理由なのですが、その背景の一つに新幹線の影響があるのではないか、と思うのは私だけでしょうか。かつて在来線の「大幹線」だった路線が赤字必至の第三セクターのローカル線に落ちてしまい、そこから分岐している鉄道はさらに苦しくなる、という構図がこの2路線の廃止から見えてくるように思えます。

 E5系が増えるとか、九州直通列車が増えるとか、JR当局によって華々しく喧伝されるダイヤ改正の影で、私にとっては嬉しいことがほとんどない春を迎えそうです。

 あまりにマイナス面が大きすぎて気付きませんが、新しい割引切符の発売など、少しは良きことがないこともないので、こちらの「青春18きっぷ・フリーきっぷリンク集」もぜひご覧ください!

 2011年末、前回に続いて旅や鉄道の話題を一年間のトピックごとに書き残してみた2回目です。

【長距離航路】飛行機では理解し得なかった沖縄の遠さ

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 今年は二度、長距離航路に乗る機会がありました。東京・竹芝と小笠原・父島を結ぶ小笠原航路と、鹿児島新港~奄美大島~那覇を結ぶ定期路線航路です。いずれも所要は25時間超。大海原を越えて見知らぬ島へ行く旅は、鉄道では味わえない達成感がありました。

 東京から1000キロ離れた小笠原へは、今も航空路線がなく、船で行くしかない場所です。日本人が定住している場所としては、もっとも遠い場所といわれています。伊豆大島や八丈島の文化圏とも断絶し、米国領の北マリアナ諸島ともつながりは薄く、まさに日本ではない日本の領土。新天地の孤島でした。
 25時間半の船旅は、岩礁一つない海原に揺られ続けることが長く、辛い面もあったのですが、どこか冒険に出掛けるような感覚になれるのは小笠原航路ならではの愉しさだと思えました。

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 もう一方の鹿児島~那覇航路は、本土から奄美諸島や奄美各島間の貨物と旅客輸送用として設けられている航路で、毎日1便が運行されています。
 奄美大島をはじめ、徳之島、沖永良部島、与論島と、各駅ならぬ「各島停船」「各島荷役」で那覇まで行くため、所要は25時間。小笠原航路並みの長時間乗船となります。しかも私が乗った日は、各島での荷役作業が軒並み遅れたために、那覇まで26時間半を要することになりました。

 沖縄は、飛行機だと東京から2時間半で行ける地なので、これまでその遠さを実感していなかったのですが、船に乗ったことで奄美や沖縄は本土といかに離れていて、異なる文化を持つ「別の国」であったかをひしひしと理解させられました。
 日本が海の国であり、そこに浮かぶ島々には、未だ見ぬ風景が無数にあるということも、長い船旅での収穫でした。

※写真左上は日本で一番遠い母島に停泊する「ははじま丸」、母島へは父島で「おがさわら丸」から乗り換えて約2時間半。右下は鹿児島と那覇を結ぶマルエーフェリー(A-LINE)の乗船券、2等で1万4000円。

【旅愁】陽気な南帰行、落ちゆく憂愁感じる北帰行

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 11月に沖縄を往復した翌週、北海道も訪れることになりました。
 晩秋でも冷房をつけてビールを飲むくらいがちょうど良い暖かな南の島から、吹雪舞う北端の都市へ偶然にも連続訪問することになったのです。

 南へ向かっている時、あれだけ軽やかだった気持ちが、長い冬を前にした北へ行くときは、締め付けられるほどの憂愁に変わってしまったのが印象的な体験でした。

 平日の夜、北斗星という今は寂れた過去の「豪華寝台列車」に乗っていたこともあるのかもしれません。福島、仙台と北へ向かうにつれて、旅の愉しさよりも寂しい気持ちばかりが強くなってきたのです。車窓の闇に落ちていくように。

 泡盛や黒糖焼酎を手にした陽気な旅も楽しいものでしたが、北へ向かう時の呑んでも呑んでも酔えないような感覚もまた、旅の趣だと思うとともに、気候の激変からも日本の広さを思い知らされたのでした。

【夜汽車の廃止】最古参の寝台急行電車との別れ

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 来春もまた、夜行列車が廃止されてしまう可能性が高いようです。今回は大阪発着の日本海縦貫線の夜汽車にターゲットが絞られた、との情報が秋口にもたらされました。いつもながら、まったく愉快になれない恒例行事。これからマスコミも交えて大騒ぎが始まるのでしょう。

 騒ぎが始まる前に自分なりの別れを済ませたいという思いから、10月中旬に寝台急行「きたぐに」新潟行に乗ることが叶いました。
 今から20年ほど前の学生時代、北海道へ行く時には必ずお世話になっていた夜行列車で、寝台車やグリーン車だけでなく、自由席も連結しているので、ワイド周遊券で追加料金なく乗れたのです。

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 また、この列車に使われている国鉄時代の「月光型」と呼ばれる寝台電車は、日本で唯一ここに残った車両で、私が生まれて初めて乗った寝台列車でもありました。

 寝台車を座席車として使っているために案外快適な自由席はともかく、あらためて三段式B寝台というものを眺めてみると、ずいぶん無茶して作ったなと思いました。
 
 上段や中段の寝台は、ベッドへたどり着くために相当な運動神経を要するほどの設備で、まさに梯子をよじ登り、潜り込む、といった感じなのです。足腰が弱ったら絶対に乗れませんし、バリアフリーの精神など皆無。詰め込めるだけ詰め込む、当時の設計思想がかいま見えます。

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 そのころはそれでも有り難いと思って乗っていたのですが、今になってみると、「よくこんな窮屈な寝台車に長時間乗っていたな」と懐かしい思いになりました。

 自らと同じ高度経済成長時代に生まれたらしき古参車両内を眺めながら、本当にお疲れさん、と心の中で声をかけ、思い出の夜汽車で新潟までの最後の夜を過ごしたのでした。

※写真右上は大阪駅11番線に停車する急行「きたぐに」、左中は3段式B寝台、右下は寝台車両を座席車(自由席)として使っている様子



【サイト10周年】自分が納得するまで11年目も続けます

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 拙サイト「鉄道紀行への誘い」が2001(平成13)年12月の開設から今年2011年12月で満10年が経過し、11年目に突入しました。
 短いようで長い年月を振り返ってみると、鉄道の旅を取り巻く環境の悪化が著しく進展したことが印象的でした。

 人口減や景気の悪化で、旅に出る人自体が減り続けているのかもしれません。そんななか、何を書き残すべきかで迷い続けている作者自身の思いを吐露したのがこちらで公開した一文です。

 進むべき方向が年内に見えなかったのは残念なのですが、11年目から先も、自分が納得できるものを書き残せるまでは続けていくつもりです。

 どうかこれからもよろしくお願いいたします。

 これで2011年の私的回顧連載は終わりです。年内にまたここに書けるよう頑張ります。
 夏以来、相当に日があいてしまいすみません。気がつくともう年の瀬となっていました。
 今年、2011(平成23)年は自分の人生のなかでも忘れられない年となりました。3月11日の惨事を目の当たりにしたことと、仕事上の移動が相次いでほぼ日本を一周したことは、この先も自分の記憶のなかに深く刻み続けるだろうと思っています。

 そんな一年、旅や鉄道に関係ある話もない話題も含め、2回に分けて思いつくままトピックごとに書き残してみました。

【大震災と災害】鉄道が止まり、やがて悲しき「帰宅難民」

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 3月11日(金)の14時44分くらいまでは、週末の夜が近付き機嫌良く業務に励む平和な午後だったのですが、その後、一瞬にして鉄道が止まってしまうとは思いもよりませんでした。中遠距離通勤なんてものは、鉄道が正常に動いているからこそ、成し得ているものだと痛感させられました。
 これで終わったのかと思ったら、9月21日(水)に首都圏を直撃した台風15号でも同じような目に遭ってしまい...。災害受難の一年でした。

 私の住む横浜最西部の街では、地震当日の長時間と計画停電で4回、台風の際にも1回(30分ほど)と計5回の停電を経験。電気がなければ生活がまったく成り立たないということも痛感させられました。真っ暗な街の寒い家でロウソク1本、誕生日か何かと勘違いした2歳の子が火を点ける度に吹き消していたのは、苦笑いするような思い出です。

 この秋、「地震がほとんど来ないため、本州企業のデータなどのバックアップ地に最適」といった取材をするために訪れていた沖縄本島で、偶然にも震度4の地震に遭ってしまったこともありました。結論として、日本中どこにも地震が来ない場所はない、ということも思い知らされました。

 そして今年、これだけ大自然災害が発生したにも関わらず、鉄道による人的被害がなかった事実は、深く心に刻み込んでおかねば、と思っています。>>関連記事「巨大地震、鉄道の高い安全性に見た一筋の光明」

※写真は東京新聞3月12日朝刊。1面と最終面を同時に使う異例の構成で大地震を報じていた

【新幹線】青森~鹿児島2,200キロ、レールが結ぶ高速列島

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 昨年12月4日に東北新幹線が新青森までの延伸開業に続き、震災翌日の3月12日には九州新幹線が鹿児島中央駅まで全通。ついに本州の北端から南端まで約2,200キロの高速鉄道網が完成することになりました。

 青函トンネルと瀬戸大橋が開通した1988(昭和63)年の「レールが結ぶ一本列島」以来の大きな事業を成し得た年ではなかったでしょうか。

 一人の旅行者としての感想です。
 東京駅から「はやぶさ」に乗り、3時間余で新青森駅に着いた時の愕然とした思いは、忘れられません。
 異常なほどに長いトンネルを抜けると、そこは殺風景な「新青森」と書かれた駅。陸奥湾はどこに消えたんだろう。「一体、ここはどこなんだ?」と。

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 同様に、東京駅から「のぞみ」と「さくら」を乗り継ぎ6時間半、西鹿児島......ではなく鹿児島中央駅という場所に着いた時も似たような思いでした。トンネルを抜けると小東京めいた中都会が出現。「ここは本当に鹿児島なのか?」と。

 しかし、新青森という田圃の真ん中駅から在来線で青森駅へ着き、港の香りを感じて「やっと青森へ来た!」と実感できたように、郵便局名のごとき駅から次の鹿児島駅へ移動し、降灰で黒くなった駅前広場から錦江湾と桜島を仰ぎ見ると、「鹿児島へ着いたぞ~!」と叫びたいくらいに嬉しかったことは、新幹線旅での印象深い思い出です。

※写真右上は東北新幹線「はやぶさ」、左下は山陽・九州新幹線「みずほ」

【出張】飛行機嫌いが推奨する航空会社は「スカイマーク」

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 旅行をするうえでは、新幹線の旅は非常に味気ないのですが、仕事での出張時には大いに役立つ心強い存在です。
 今年は、会社員として日本の主要都市へ行く機会が多々あり、新幹線には本当に助けられました。大阪、名古屋は言うに及ばず、東京から博多まででも片道わずか5時間。飛行機など乗らなくても十分に対応できます。

 ただ、沖縄と札幌だけは、新幹線でも対応が難しい場所でした。レールで結ばれている札幌は在来線との併用や夜行列車で何とかなるにしても、沖縄は苦労しました。
 東京から鹿児島までは一気に新幹線で行けるものの、その先に横たわる東シナ海。奄美各島立ち寄りの路線フェリーに乗って26時間。東京から35時間ほどかけて那覇まで行きましたが、さすがに往復ともそれをする時間的余裕も体力もありませんでした。

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 もう一つ残念なのは、陸路や海路を使うと、飛行機と比べ料金・運賃が高いのです。
 たとえば東京から新幹線(自由席)+フェリー(2等)で沖縄へ行った場合、片道で4万2630円。JL(JAL)やNH(ANA)の繁忙期普通運賃並みのお金がかかるのです。いくら会社の経費とはいえ......。

 で、仕方がなく復路は飛行機を使うのですが、JLやNHの運賃の複雑巧妙さは一体何なのでしょう。普通運賃を4万円超に設定していますが、その金額の意味は何?と思えるくらい、「なんたら割」とか「ナニ得」とか、怪奇な割引制度が多々設けられていて、調べる時間を考えると、乗る前から気がそがれてしまいます。
 そこで有難いのがスカイマーク(BC)です。東京~沖縄間は1万9800円。これが普通運賃。大手2社の半額です。
 BCにも「なんとか割」はありますが、単に1/3/5日前に買えばさらに3000~6000円を引いてくれるだけの制度なので単純明快です。普通運賃ならいつでも買えて変更も容易です。

 ただし、安いゆえに当然機内サービスは皆無。座席にはボロボロになるまで読まれたらしき薄い機内誌と、ヨレヨレになった緊急脱出案内パンフレットがあるだけ。「お客様の荷物は、間違えるなどのトラブルをなくすため自身で管理してください」とか理由を付けて、機内アテンダントは手荷物収納さえも手伝ってはくれません。が、単に短時間移動するための手段として、スカイマークのシンプルさは飛行機嫌いの人間にとっても非常に共感を覚えるものでした。

※写真右上は東京駅から鹿児島中央駅までの乗車券・自由席特急券(2万8030円)、左下はスカイマークの搭乗風景(那覇空港)

【夜行列車】出張族に欠かせない「北斗星」と「サンライズ」

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 全国へ出張するなかで、夜行列車も何度か使いました。

 東京~札幌を結ぶ寝台特急「北斗星」は上野発19時3分、札幌着は11時15分。札幌で昼からの用事だったために、それほど無理なく利用できました。
 1人用の個室寝台「ソロ」は快適ですし(特にJR北海道仕様の5~6号車)、シャワー室も食堂車もあります。なにより、函館から先の車窓が素晴らしいこと!朝の駒ヶ岳と噴火湾を眺めながらの移動は、思わず業務出張ということを忘れそうになるほど、旅心をくすぐられます。

 上野から札幌まで、B寝台ソロを使って片道2万7170円。航空大手2社の普通運賃3万3500円より6000円以上も安いのですから、経費的にも許容範囲内ではないでしょうか。ただし、B寝台の個室内にコンセントがないのは少し残念ですが。

 風前のともしびとなった夜行列車のなかで、西への出張時に最も重宝するのが寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」です。
 ここで何度も書いていますが、深夜の大阪駅から東京へ帰宅する時にも使えますし(上り列車のみ大阪駅に停車)、実は東京から山陽・九州方面への移動にも最適なのです。

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 それを伝えたく、こんな表を密かに作ってみました
 岡山駅で朝一番の山陽・九州新幹線「みずほ」601号に乗り継ぐことで、広島や北九州などへは羽田朝一番の飛行機より早く着くことができるのです。
 今年の秋、博多で朝から用事があったので、他の人は先に現地入りして前泊するなか、私一人がこの乗り継ぎを試してみました。サンライズが出発する前日22時前までは仕事もできますし、個室寝台車シングルもビジネスホテル並みの居住性。ここまで使える夜行列車だったのか!と感心したものです。個室内にコンセントもありますので仕事をする方にも最適です。

 南九州方面へも便利です。熊本が9時ちょうど、鹿児島中央でも9時46分着。市街地からやたら遠い両空港からの移動を考えると、「サンライズ」+「新幹線みずほ」の九州出張は相当に使えるパターンではないでしょうか。実際、岡山駅ではスーツ姿の男性が「みずほ」に乗り換えている姿を多く見かけました。
 「サンライズ」は格安の「ノビノビ座席」を除き個室寝台ですし、新幹線「みずほ」の指定席車両は2列シートで快適なのもポイントです。ぜひ一度試してみてください。

※写真右上は寝台特急「北斗星」、左下は寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」のB寝台シングル

 ずいぶん長くなってしまいそうなので、この辺で他の項目は次回「後編」に書くことにします。
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 一カ月以上ご無沙汰してしまいました。完全な夏バテかもしれません。すみません。。この間のお知らせなどを書いてみます。

 左の写真ですが、拙著『週末鉄道紀行』が京王線沿線を中心に展開する啓文堂書店の聖蹟桜ヶ丘店で「スタッフおすすめ」として紹介されておりました。本当にありがとうございます。

 拙著の上にある書籍は、吉村昭の『三陸海岸大津波』。ノンフクションの大著と同じページに載ったことは光栄極まりない......、そんな思いです。次回作、早く世に出せるように頑張ります。

 もう一つ、2作目の『週末夜汽車紀行』ですが、電子書籍版が発売されました。大日本印刷とNTTドコモが展開する著名販売サイ『honto(ホント)』で前作ともども525円で販売しております。
 また、携帯電話(いわゆる「ガラケー」向け)では「どこでも読書」で販売しています。QRコードがこちらにありますので、こちらもよろしくお願いいたします。

 3つ目ですが、米国のSNSサイト「Facebook(フェイスブック)」に西村のページを開設いたしました。こちらは、その筋にご興味のある方(登録している方)はご覧いただけたら幸いです。米国のマイクロブログ「Twitter(ツイッター)も細々とではありますが、時折、書き込んでいます。(※ちなみに、いずれも末尾のアドレスは「kikosya」です)

 4つ目は、前回このWeblogで寝台特急「サンライズ」の指定券をオンラインで申し込んだという内容がありましたが、結果は「発売即時満員」ということであえなく敗退いたしました。楽をしたらダメだということかもしれません......。
 そんなわけで、東海道新幹線でいかに関西や西日本方面へ安く行けるか、みたいなことを悔しさ紛れに延々と調べてしまい、思わずこんなページまで作ってしまいました。結果としては、東海道新幹線で安く行くのはなかなか厳しいのですが、少しは方法もありますので、もしよろしければどうぞ

 5つ目ですが、何とか定期的にこちらを更新できるように頑張ります!と幾度目かの決意をしたというお知らせで、この頁を終わります。
 これからもよろしくお願いいたします!
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 2日ぶりです。昨日は「在宅勤務」に忙殺されてしまい、こちらを書く余力が失われてしまいました。
 一昨日、在宅勤務を推奨するようなことを書いたのですが、24時間365日いつでも業務ができるということは、時に自分の首を絞めてしまう難点もありそうです。

 さて、まもなくお盆シーズンの指定券発売が迫ってきました。
 今夏こそは飽き気味の東海道新幹線の単純往復から脱却し、寝台特急「サンライズ」の寝台車で行きたいと密かに願っています。

 とはいえ、近年はJTBなどの旅行代理店では、JR指定券の発売日前に事前予約を受け付けていませんし(宿泊施設などとセットなら受け付けてくれる可能性もある)、JR東日本の「えきねっと」は、寝台列車を嫌悪するかのごとく寝台車の予約自体を拒否しています(「ムーンライト」「能登」を扱っている点は評価できるが...)。

 そんなわけで昨冬は発売日早朝から「みどりの窓口」に並んだのですが、見事に完敗......。貴重な休日の時間を浪費してしまいました。

 事前受付をしてくれる旅行代理店はもうないのだろうか?
 と探したら見つかりました!

 JTBの商品を主に扱う東京・四谷三丁目駅近くにある提携代理店(JTBのロゴを使うことを許されている)なのですが、ここがすごい。
 「カシオペア」や「北斗星」「サンライズ」など個室寝台も含め、どんなJRの指定券も1カ月以上前(発売前)から事前に、しかもネット上から受け付けてくれるのです。クレジットカードの番号も必要ありません。
 なおかつ送料630円~を支払えば自宅まで郵送もしてくれるので、関東圏の人以外でも使えそうです。

 ただ、やはりJR指定券単体では儲けが非常に薄いためか、同時に乗車券類(「青春18きっぷ」や「JR北海道&東日本パス」など企画きっぷでもOK!)を申し込む必要はあります。
 また、入手困難な指定券は「みどりの窓口」と同様に、入手できるかどうかは「運次第」です。

 少人数でやっている旅行会社らしく、質問などはほとんどメールでの対応になるようですが、駅にわざわざ並ぶ手間を考えると、非常にありがたいサービスではないでしょうか。

 私も早速申し込んでみました。その結果はまた、ここでご報告します。

※写真はJR指定券の事前予約もネットで受け付ける「ジェイプラザ・オンライン」。店舗は四谷三丁目にあります。かなり鉄道好きな社員がいらっしゃるらしく、大手ではできない素晴らしいサービスだなと思います。詳細はこちらもチェックしてみてください。

※余談ですが、JR事前受付可能な旅行代理店を探していたら、すぐ近所にもありました(武蔵小杉駅前スーパー内)。灯台もと暗し。いつも酒コーナーばかり徘徊している場合ではなかったです......。

※どうも、JTBにせよ、日本旅行にせよ、直営店以外では柔軟に受け付けている店舗もありますし、中小旅行社なら今もやっている店もあるようです。大手以外が狙い目かもしれません。
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 あらためまして2日目です。今日から7月。関東を中心に節電という言葉がこれまで以上に飛び交っています。

 3月11日の東日本大震災を機に発生した福島原子力発電所の暴発で、東京電力管内の電力が足りなくなるおそれがあるために、国は企業や家庭で15%の節電努力を要請しています。

 そのため、企業ではエレベータを止めたり、室内の温度を上げたり、クールビズと称する軽装を推奨したり、工場などでは電気使用量が多い平日日中の操業を土日に振り替えているところもあります。家庭でもクーラーの設定温度を上げるなど、さまざまな取り組みがなされていることと思われます。

 個人的には鈍感なせいか、まったく不便も違和感も感じたことがないのですが、時折、移動で日中の電車に乗ると、運転本数が減らされて待ち時間が長くなったり、車内や駅の電灯が消され、空調も削減されて暑くなったりと、若干「困ったな」と思ったこともあります。
 しかし、昼間にガラガラの列車を走らせ、かつ風邪をひくくらいの低温に車内を冷やしていたこれまでを思えば、今はいたって常識的な状態かもしれません。

 もう一歩、節電のために企業内で進めてほしいのが「在宅勤務」です。
 大震災の発生後、多くの会社が自宅待機や在宅勤務となったケースが多かったのですが、私も一週間以上にわたって勤務先の会社から在宅勤務を命じられました。
 携わっている媒体の発行が迫っていたので一時はどうなるのかと思ったのですが、終わってみるとこれが相当に効果がありました。
 朝の準備や通勤の時間も仕事にあてることができますし、業務を阻害する不要不急な電話対応や周りの人々の完全無用な妨害もなく、パフォーマンス的な残業も必要ありません。普段10時間かかる仕事も7時間以下で終わることができ、「普段よりも格段にスムーズだ!」と驚いたくらいでした。 

 工場や特殊業務などその場でしかできない業務の場合はやむを得ないのですが、ネットと電話回線さえあればできるような仕事は、わざわざオフィスに集めるよりも、在宅勤務にした方が電車も空きますし、オフィスの電力も少なくて済み、かなり節電に効果があると思うのです。それこそ「スマートフォン」や「クラウド」なる「IT」のツールやサービスは、こういう時のために使うべきものではないでしょうか。
 今夏の節電を機に、在宅勤務が一般的になってほしいと密かに願っています。


※写真は東京電力のキャラクター「でんこちゃん」。3月11日以前は関東地区のテレビで節電を呼び掛ける大量のCMに同キャラクターが使われていた。
http://www.tepco.co.jp/life/custom/e-diet/より※現在は消滅されている
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 23日目、といいたいところでしたが、昨夜はついに力尽き、連続更新は3週間で途切れてしまいました。すみません......。今回は21日で終えました。

 一昨日の夜、「懇親を深める集い」(巷では宴会とか接待とか言われている行為)に参加していたのですが、店員から看板だから帰れと促されて時計を見ると23時半。
 一同、「今夜はおひらき」の雰囲気になっていて、ここでやめておけばいいものを、「では終電まで30分ほど」と私が口走ってしまったがために、次なる店に追い出された時は午前3時過ぎ......。
 店を出る瞬間を見計らったように、見事な接続で目の前にタクシーが現れ、観念して乗り込みました。

 方向が似ている同乗者を降ろすべく、あちらへこちらへと寄り道しているうちに、黒い空は薄くなるばかり。まさに夜が透き通っていくような風景です。
 喋り好きな老年運転手による「断酒のすすめ」みたいな耳の痛い眠気覚まし話を聞きながら、窓の外を見ると近年みたことがないほどの美しい夜明け空。
 「こんなところで何をしているんだろう。夜行列車でこんな車窓を眺めたい......」という反省とも後悔とも言えない逃避の思いが湧き出てきました。

 自宅に到着し、「二割増」の赤いランプがともったメーターを見ると9450円。偶然にも特急B寝台と同料金となっていた数字面を睨み、「もう深夜まで飲まない!」と、どうせその日限りで消える反省の思いを心の中で唱えたのでした。

 明日から7月。深夜の高価なタクシー紀行ではなく、今月こそは旅で夜汽車に乗れることを祈るばかりです。

※写真は夜行急行「能登」の座席車。上野から金沢へ向かう下り列車での夜明けは、日本海とともにあり、夜行のなかでは一番素晴らしい車窓のような気がします。
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 今夜は21日目、なんとか3週間続けることができました。
 が、気が付くとこんな話題に手を付けてしまねばならぬほど、書きたいテーマや出来事が不足しているようです。もういっそのこと、「会社なう」とか「小諸そばなう」のごとき、他人が見ても何の役にもたちそうもない内容を100日間くらい流布し続けて見るか、などと投げやりな気持ちになってきています。(少しだけ)

 このところ、「スマートフォン」なる言葉が世に広まりつつあります。例のごとく「スマホ」などと略されたりして、語感だけでは何のことか分からなかったりするのですが、いわゆる携帯電話機(ケータイとも表される)の一種で、新聞では高機能携帯電話機と訳しているようです。

 このスマートフォン、一言で述べると、携帯電話機にパソコンの機能をくっつけた「電話機」。もともとはビジネスマンなどが、外出先でもパソコンと同じようにメールやインターネットができ、ワード、エクセルといったオフィスソフトもケータイ電話からも使えるようにしたもの。
 パソコンを持ち歩くのは面倒だけど、外出先でもメールやインターネットはせざるを得ない、なら、常に持ち歩いている携帯電話にくっつけてしまえ!という発想で作られたものです。

 なんと単純な発想だ、と思うのですが、これが一部のビジネスマンやマニアにウケたのです。
 私は長年携帯電話を嫌悪し続けた末に、一時は公衆電話生活をおくっていたのですが、パソコン機能と電話機を一つで持ち歩けるなんてすばらしい!ということで飛びついてしまい、写真のような機種を買ったのが3年ほど前のことでした。
 このスマートフォン、私にとっては当初期待どおりの働きをしてくれて、2冊の拙著はこの「電話機」がなければ書けなかったほどで、未だに大事に使っていて、この原稿もそれで書いていたりします。

 ところがその後に米国のアップルという企業が「iPhone(アイフォーーン)」(※皮肉です、口語発音はアイフォンなのですが某企業の商標により、表記だけは伸ばす傾向があります)が登場し、この遊びだか仕事だか趣味だか分からない機能を満載した「電話機」が登場し、世界を風靡。これがスマートフォンのスタンダードということになってしまいました。

 これに対抗すべく、米グーグルはAndroid(アンドロイド)なる仕様(OS)を作り、世界中に無料でバラ撒いた結果、それを助長する結果となり、iPhoneに酷似した「スマートフォン」が跋扈(ばっこ)。もはや当初のビジネス用途は忘れ去られて、単なる「高機能電話機」となっているのが現状です。

 なぜ今、スマートフォンがこれだけ話題になっているのかと言いますと、それは単に携帯電話会社が儲かるから(通話の収入よりデータ通信のほうが高利益)で、必ずしも便利さや機能が優れているからではありません。
 そもそも日本で売られている携帯電話機は、これまでも世界で例を見ない高機能ぶりでしたので、買い換える必要は少ないのではないでしょうか。

 では、スマートフォンの特徴である「アプリ」(アプリケーションの略、パソコンでいうところの「ソフト」です)を使うときはどうするのか、ということですが、まず考えてみるべきは、本当にアプリなるものが必要か? という点です。
 パソコンを買った時にはソフトが多数入っていますが、それらを本当に使っているのかを考えてみると分かると思います。
 ほとんどがハードディスク容量を浸食するためだけに、存在しているのではないでしょうか?

 アプリもそれと同じで、ほとんどがタダだからといって何でもかんでも入れても、大半はアイコンを見るだけの存在となるに違いありません。なにより、タダより怖いものはない!ということは、携帯ゲーム会社の無料ゲーム(後でアイテム課金なるものが多々発生する)が証明しているように思います。
 また、アプリのなかには悪質なウィルスが仕込まているケースもないとはいえません。スマートフォンのウィルスはパソコンの何倍も恐ろしく、個人情報や通話情報、位置情報などが一気に抜き取られてしまいかねない悪質さです。

 で、なんでここまで熱く書いているのか、自分でも分からなくなってきたのですが、要するに「携帯電話会社が吹聴するスマートフォンブームに乗せられるな」ということが言いたいのです。
 そして、個人的には、スマートフォンの当初用途であるビジネス仕様に戻せ、と願っているのです。

 とか書いていると、「お前が最近のスマホを上手く使いこなせないからだろ」と言われそうですが、それは事実です......。
 近年のスマートフォン機を会社から支給されて使っているのですが、タッチパネルなるものの不愉快さは群を抜いていて......。こんなもので文字が打てるか!とか、通話中にプッシュ音を発信できん!とか、若干八つ当たり気味になって熱くなっているのかもしれません。困ったものです。

※写真はシャープが2007年7月に発売したスマートフォン「W-ZERO3 [es]」。個人的にはこれこそがベストなスマートフォンだと信じて疑わないのですが......。
p110627p.jpg 20日目となりました。今夜は国内の「鉄道旅行」に関する情報です。

 まもなく7月となり、今週末の1日(金)からは「北海道&東日本パス」が、20日(水)からは「青春18きっぷ」が使える期間となります。
 東日本大震災の影響で、この夏は夜行快速列車「ムーンライト」の運転日がなかなか発表されませんでしたが、最近になってほぼ例年通り運転されることが決まりました。
 また上野~直江津~金沢を結ぶ臨時の急行列車「能登」も7月15日から週末を中心に運転される予定です。

 今年は東北への観光客誘致を目的として、7月9日(土)から7月18日(月・祝)までの期間に限り、JR東日本全線の新幹線・特急が1日1万円で乗り放題となる「東日本パス」も発売されています。
 指定席も2回まで使えるので、東京~新青森間を日帰りで往復するのも1万円でOK!ということになります。
 7月9日からは東北新幹線(秋田・山形含む)が通常に近づいた形のダイヤとなるので、旅がしやすくなりそうです。(詳細は同社発表のPDFファイルをご覧ください)

 加えて東北地方では、7月中の週末3日間(金~月)などに6000円で東北6県のJR(普通・快速列車のみ)や私鉄などが乗り放題となる「東北ローカル線パス」も発売されることになっています。
 普通・快速列車にしか乗れませんが、一部私鉄もフリー区間となっているので、価格的にお得かもしれません。

 このほか、週末2日間に関東&南東北地区のJR東日本エリアが8700円でフリーとなる「ウィークエンドパス」(新幹線・特急料金は別払い)や、秋田から函館までの広いエリアが5日間フリーとなる「北東北・函館フリー乗車券」(新幹線・特急料金は別払い)など、定番の切符も発売されています。

 首都圏ではあまり知られていませんが、土・日のみ1日2400円で福島・山形・宮城岩手青森の各県内主要JR路線が1日フリーとなる「小さな旅ホリデー・パス」というものもあります。

 今年の夏は、お得なフリー切符も多数出ていますので、ぜひ東北や北海道へ!
 (なんかJR東日本のPRめいていますが、「東北の観光復興」と「お得」ということ以外に他意はまったくありません......)

 なお、私が密かに作った首都圏から普通・快速列車だけで北上するベストプランや、首都圏からの接続早見表もありますのでご一見のほどを。
 しかし、どうしても西のほうへ行きたい方には、首都圏→名古屋・大阪・山陽方面への接続早見表も一応ありますので、こちらもご活用を...。

 このほかの情報はこちらもご覧ください。

p110626.jpg 19日目になりました。
 どうもこのところ、マイナス思考気味の内容が多くなったように思えます(そろそろこの毎日更新も終わりかと...)。
 で、「将来に対するぼんやりとした不安」についてはいくらでも書けるのですが、あまり面白いとは思えないので、今夜は少し前向きな話を書いてみます。

 近い将来(5~10年以内)に、「旅」としてどこへ行ってみたいか。そんなことをふと考えてみました。
 常にぼんやりと頭の中にあるのですが、文字にして夢想することはお金がかかりませんし、今の「思い」を残しておくことは、実現可能性を高める気もしますので、少し記してみます。

 なお、日本国内(本土)は、中長期的とは言わずに、なるだけ早く実現させたいと思うので省いています。どちらかと言うと、長期休暇とそれなりの旅費と困難が必要な場所に限りました。

■近い将来に行きたい「旅」の目的地

1.サハリン(稚内~コルサコフ航路&鉄道)

 →韓国や台湾に次いで今のところ日本からもっとも近い「外国」であり、定期航路があるのになかなか実現できていません。稚内から日本船でわずか5時間半(手続き上の問題がなければ実際はもっと早く行けるのだと思われる)。近くて遠い「海外」です。もちろん現地では半島を縦断する鉄道に乗りたいです。

2.南大東島・北大東島(フェリー必須)

 →那覇から海上約400キロ、日本の果てにある離島。沖縄からは最低限片道、できれば往復ともはフェリーが必須。飛行機はできるだけ乗りたくない、と考えるとなかなか行けないのです(小笠原並みの難易度)。

3.東京~沖縄航路&トカラ列島

 →まずこの船(2泊)で東京から奄美大島へ行き、そこからはこちらの村営フェリーでトカラ列島のどこかの島へ......。とはいえ、フェリーのダイヤ(1週間に1便程度)に合わせるのが困難なので、いずれか分割してでも実現させたいと思っています。(トカラ列島の航路は必ず乗りたい。飛行場がない島はすばらしい!)


 で、ここまで書いて思ったのですが、ほとんどが「離島」「航路」であり、鉄道がまったく出てきませんね...。海の外に出たい思いは強くても、飛行機は乗りたくない気持ちが強いようです。

4.下関・博多~釜山~ソウル~中国(海路と鉄道の旅)

 →これは私の力ではどうにもならないのですが、朝鮮「民主主義」人民共和国という名の「北朝鮮」という国が直通列車の運転さえ認めてくれれば......。車両はもちろん韓国国鉄のものではなく、北の濃い緑色の車両で、ソウルから京義線を通ってピョンヤン経由で一気に中国・瀋陽へ。政治体制はどうでもいいので、これだけは実現を・・・。

5.関西~上海・天津&中国鉄道の旅

 →少々、俗っぽい「目標」ですが、やはり中国の鉄道は無視できない存在なので、乗りたいですし、主要路線は乗らなければならないと思っています。でも飛行機には乗りたくないので、国際航路で!、と考えるとなかなか実現できていません。
 

 今夜はこの辺りでやめておきますが、自己分析をすると、

 「日本国内の遠い離島には行っておきたい」
 「近くの海外へは行きたいし、鉄道に乗りたい、でも飛行機は嫌」

 そんな傾向があることが分かりました。

 決して欧州とか中東とかアフリカとか中南米に行きたくない訳ではないのですが(「世界の車窓から」をいつも涎を流しながら見ていて、常に行きた所ばかりで......)、やはり飛行機という壁を越えるのは、私にはなかなか難しそうです。

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